昨日同期の大山さんから電話があった。
当時の懐かしい話で盛り上がった。
彼は1任期(2年)で除隊したが、
その2年は彼の人生でもかなり濃いものだったらしい。
彼は私たち同期の中で、最年長での入隊だった。
当時は、
高校生の中に一人おじさんがいるような感じで。
仲良くなることはないかなと思っていたが。
中々面白い人だと気づいてからは、
急激に仲良くなった。
とにかく欲望に忠実な人だった。
有り金は全て使うスタイル。
子供の様にわがままで、
年上だからといって、様々な場面で引いて譲るようなことはなく。
度々衝突もあった。
一緒にお風呂に行った帰りに言い合いになり、
挙句の果てに掴みあいの喧嘩。
先輩方に止めて頂いたり。
駐屯地のお祭りで、
酒に酔ってプロレスごっこ。
バックドロップで顔面から落ちても
大笑いしてた大山さん。
昨日電話で彼は、
死ぬまで好きなことをやり続けると言った。
テレビ電話の向こうの彼の肌は
当時のそれよりも、若返っているように見えた。
死ぬ前にベットの上で後悔はなかったといえる人生にしよう。
そう言って電話が切れた。
同期。
それは、何とも表現し難い不思議な繋がりなのだ。
つづく。。。