腕時計と時間

自衛官は時間厳守。

これはどこの企業にも通じる所。

しかしながら、秒単位の動きを求められる職場は中々ないだろう。

これを象徴するように、「状況」前に行われるのが、

全員整列した状態での腕時計の調整だ。

班長が時間を秒単位で読み上げる。

その時間に皆、腕時計の時間を合わせる儀式がある。

これをやる理由は、多分状況終了時の、

「僕の時計ではこの時間でした。」

と遅れた言い訳を最初から消す為だと思われる。

この時、時計として適しているのは、

デジタル時計。

理由は、秒単位で見れるし、暗いところでも見えるから。

時計に関しては官品(国から支給されるもの)

ではなく、私物だ。

だから、自衛官の中にある売店には、

必ず腕時計が売っているのだ。

当時は8割型G-SHOCKだったと思う。

この時計を営内に忘れてしまうときが最悪。

どこまでバレずに乗り切るかのサバイバルがはじまる。

時計合わせの儀式も時計を見ているふりをするしかない。

私もそれで乗りきった事があるが、

大抵はバレて腕立て伏せが始まるので、

これを見ている諸君は、出際の腕時計。必ずチェックしてくれたまえ。

つづく・・・

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作成者: midwaypanther13

高校卒業後陸上自衛官久里浜駐屯地へ入隊→バンド活動→飲食店管理職10年→退職後独立起業(キッチンカー)に向け奮闘中。

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