二段ベッドの住人達も
段々と慣れてくると、いざこざも起きる。
その中で、一番多かったのが
洗濯機の争いだった。
だいたい10人の隊員に対して、1台割り当てられているのだが、
毎日洗濯するので、
当然渋滞が発生する。
洗濯機順番待ちが発生すると、明確なルールがないので、
我先に洗濯しようと、洗濯機の中の人のものを、
勝手に出して洗濯はじめる輩がでてくるのだ。
それを見つけたもの同士が揉めるのだ。
くだらないことなのだが、消灯時間までに終わらないと、
次の日の腕立て伏せがまっているので、
死活問題なのだ。
洗濯が終わると、乾燥室といわれるボイラー制御の部屋に干しに行くのだが、独特の匂い。
この匂い。町中にあるコインランドリーの前を通ると、
今でも洗濯機バトルを思い出す。
つづく・・・