昔学校の家庭科の授業で裁縫を。
なんとなくこなしていたが、
隊では、裁縫も本気でやることが求められた。
自分の名札を作業服に縫い付けるのだ。
これもセンスある者、そうでない者、
斜めに縫い付けてしまったり、
裏表一緒に縫い付けてしまったり。
しっかりできない場合には、腕立て伏せが待っている。
ただ、そうこうしているうちに、
いつの間にか、裁縫の技術が身についているのだ。
自衛隊に入隊しなければ、絶対的にやらなかった事のひとつかもしれない。
ふれなかった事に触れること。
そして、それに携わる人の気持ちを理解する。
その繰り返しが教育訓練中行われていた。
つづく・・・