人生で一度も懸垂をしたことがなかった私。
先ず、自分の体が腕二本で上がるイメージが全く沸かず。
絶望的になったのを覚えている。
自分より明らかに体力がなさそうな隊員でも、
一回もできないものはおらず、恥ずかしい思いをしたのを覚えている。
その日から、毎日。
全体の訓練が終わると、一人で鉄棒にぶら下がりにいった。
本当に限界までぶら下がるだけ。
これを一週間続けていたら、何とか一回は上がるようになって来た。
これを２６回繰り返す。そうすれば、体力き章が貰える。
この一心で毎日毎日ぶらさがり続けた。
すると、あるときを堺に腕が疲れなくなってきた。
自分の中で小さな自信が膨らんだ瞬間だった。
つづく・・・
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